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小径を辿る

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おどりなどその他いろいろ、ゆきつもどりつ・・・ O’

こんな詩と出会う

非常に個人的なこと。
ひと昔前のこと。


娘を授かり産んで、しばらくは新生児中心の幸せな日々に追われていたけれど。
少しずつ落ち着いて、しかし夜昼関係なく起きる生活でたまった疲れのせいもあり、心身ともにまいってきた頃、軽い産後鬱状態になった。
いや、鬱っぽかったと気づいたのは後々で、その時は「なんだかうまくいかない」という焦りに比例した重い疲労感をただただ感じていた。
ゆるゆるでまわらない思考と、一向にはかどらない家事…家庭内もうまく処理できない私はもうきっと社会では通用しない要らない者になってしまった、と落胆し、こんなに大事な宝物を授かったのに何故こんなにイラつくのか、とむやみに涙が出たりした。

産後、ホルモンがいつもとは変化していること、ましてや授乳中であることによる体調の変化はもちろん知識としては頭にあった。
しかし実際に我が身にふりかかると、頭では理解しても心身がついてこなかった。


そんな時に出会いたかった詩。
ニュージーランドでは知られたものらしい。その和訳なのだそう。











今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ

浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている

窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう

人に見られたら
なんていわれるか

ひどいねえとか、だらしないとか

今日一日、何をしてたの? とか


わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、
たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ








可愛い我が子が、どうやっても泣きやまず泣き叫び続ける時、おそろしくも虐待してしまいそうになる気持ち、わかるのだ。
ごはんをつくらなきゃ、洗濯物をたたまなきゃ、掃除しなきゃ、でもこの子は置いたら泣き続けるから抱っこし続ける…離れられない…
今考えれば、家事がはかどらない事なんてどうでもいいけれど。
自分ではどうにも処理できない心身の状態の時に、抗いがたい感情の波が押し寄せてきたら、誰だってどうなるかわからない。

そんな時、ふっと肩の力が抜けるような何かが、母たちの傍にあってほしいと切に願う。






O '
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by yao-blog1 | 2014-11-01 00:00 | おもうこと | Trackback | Comments(0)

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